ピアノの連弾はとても勉強になります。特に初級の生徒さんに、ピアノ連弾を積極的におすすめしています。
初心者さんにおすすめ!連弾曲集
カワイ出版のピアノ連弾曲集|デュオ・メイト ジュニア
先生やおうちの方など、中級以上の方と一緒に演奏すると楽しい楽譜です。
演奏動画をご覧下さい。
先生やおうちの方との連弾に
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全音楽譜出版社|ラーニング・トゥ・プレイ ふたりでたのしく
こども同士での連弾を楽しめる楽譜です。兄弟姉妹やお友達同士での演奏に最適です。一人の演奏は非常にやさしく読みやすいですが、一緒に演奏すると華やかです。お互いのパートを両方とも練習すると勉強になります!
バイエル入門程度
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ピアノ連弾のおすすめポイント
- 演奏が楽しい!
- 頭も耳もたくさん使う
- 根気も必要
簡単に結論を言ってしまうと、みなさんすごく楽しんでもらえます。
これまで、たくさんの生徒さんと連弾で発表会で演奏したりコンクールに出場したりしてきましたが、いっしょにペアを組んでくださったこどもさんは、ほとんどの方が楽しかったと言ってくださいます。
連弾もアンサンブルです。幼稚園や学校の活動で、お友達と楽器の演奏をされたご経験がおありかと思いますが、みんなでいっしょに奏でる音楽は楽しいものです。連弾も同じですね。
初級の、年齢の小さなこどもさんには、まず私との連弾をおすすめしています。本番中に何かハプニングがあった時に、隣にいればすぐに手助けできるため生徒さんが安心するということもありますが、練習する過程を学んで頂きたいというのがその理由です。
連弾をどう練習する?
- 少しづつ区切って練習する
- 目標とするお手本の演奏をよく聴く
- 録音して客観的に確認する
- 話し合いをしながら練習する
少しづつ区切って練習する
ソロの演奏でも同じですが、練習にあたっては客観的にどう聞こえるかを把握しておくことがとても大切です。こどもさんの一般的な練習ってはじめからおわりまでを一回弾いておわり、って感じが多いと思うのですが、これではあまり上達しません。
録音して客観的に確認する
練習の過程ではじめから終わりまでを通して弾くことはあまりなく、少しづつ録音したりして確認すると練習がとても進みます。思ったより左手がうるさかったとか、音が重たかったとか、拍子が安定していないとか、録音を聞くと露骨に分かります。
連弾では自分の演奏に一生懸命になってペアの相手が出す音が聞こえていない場合も多いので、何度も録音して確認をします。レッスン中にもフレーズごとに録音を確認します。
目標とするお手本の演奏をよく聴く
もちろん、こう弾きたいといったゴールを明確に意識した上で練習していることが前提です。「自分はこんなふうに弾いているつもり」だけの練習では独りよがりの演奏になりがちです。
話し合いをしながら練習する
- 拍子感はお互いに合っている?
- フレーズ感はお互いに合っている?
- 4手のどのメロディを表に出す?
- 裏で聴かせたい音は4手のどのメロディ?
- ペダルはどう処理する?
二人で演奏するということは、4つの手でそれぞれのメロディーを担当するので、誰のどの手のどの音をメインにしたいのか?そのためにはハーモニー、リズムなどの伴奏はどの手のどの音が担っているのか?などを細かく、意見を出し合いながら決め、大切な音が聴いている人にしっかり届けられるように確認しながら練習します。
バイエル入門程度
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初級のこどもさんにも読みやすい楽譜がおすすめ
- 構成が分かりやすい
- 繰り返しが多く、音が覚えやすい
連弾は二人で演奏するため、鍵盤の隅から隅までを使用します。初心者のこどもさんにとっては、広い音域を扱う連弾の楽譜は読むのが難しいのが難点です。
新しい連弾の楽譜は毎年かなり出版されており、できるだけ購入してチェックするようにしています。新しい曲は、おしゃれなのはいいのですが、小さなこどもさんにとっては楽譜がやや難しいように思います。それに比べてこのデュオメイトジュニアは繰り返しも多く、構成が単純で覚えやすい曲が多いのがポイントです。
初心者さんに連弾をおすすめする理由|まとめ
連弾を演奏する過程でのやり取りを年齢がちいさなうちに子供さんに経験していただき、ピアノの練習とはこんな感じでするんだということを体験してもらい、その後の練習に活かしていただけたら嬉しいです。
わかりやすい曲をただ平坦に演奏するだけではもちろん勉強にはなりませんが、拍子感やフレーズ感をペアで意識統一し、流れを作り、聴いてくださっている人に楽しんでもらえるように工夫する過程が重要です。これを面倒と思わず、楽しいと思ってもらえたらいいなあと思って一緒に演奏しています。
初級のうちに、連弾の楽しさを感じてもらい、徐々に難しい曲にステップアップしてもらえたらと思います。
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