日々思う

自粛解除後の生活に思うこと

こんにちは。

いぐちピアノ教室です。

浜松市では先週あたりから学校もすこしづつ登校日という形で動き出し、今週25日から本格的に再開しました。

 

朝7時ころには小学生たちの並んで歩く姿が見られ、8時ころには高校生の楽しそうな笑い声とともに自転車が家の前を通り過ぎて行きます。交差点には蛍光色の帽子をかぶったボランティアの見守りの方たちが立ち、やっと、今まで見ることができなかった初々しい小学校新一年生の頑張って歩く様子が見られました。

今週感じたことをとりとめなく書いていますので、時間のない方はスルーしてくださいね。

 

自粛生活どうだった?

昨年度末の3月にはどうなることかと思っていた長い長い自粛生活も、振り返ってみると私にはあっという間でした。

今は大手の音楽教室にも席をおいているので、週の半分はレッスンがお休みになり、自宅教室でのレッスン日以外の日、私はほとんどの日をこどもたちといっしょに過ごすことになりました。

春休みのはじめは、いつものようにお手伝いを決め、毎日の宿題をやり始め、順調に日を重ねていましたが、4月になってからは宿題も底をつき、期待していたくもんも休みになり、自ら考えないと時間を持て余すようになりました。

もともと私が午後からの時間を仕事に当てていることもあって、我が家は夜型ではあるのですが、ひどいことにこどもたちまでも毎日23時に寝て、朝8時すぎに起きるという感じになっていました。

普通にお仕事をされているご家庭では、保育園や学童にいつもの時間に行かなくてはいけないのでしょうから、こどもさんもこれまでと変わらない生活だったかもしれませんが、うちは本当にひどかったです。

近所の方に、いつまで寝てるんだと噂されそうだと思いながら、起きたら走って行ってシャッターを上げ(笑)、ギリギリにゴミを出し、こんな生活何年ぶりだろうと思いました。

でも、なんの痕跡も残さず、今週の月曜日にはあっという間にいつもの生活にもどることができたのです。こどもたちも何の文句も言わず、普段通りに6時過ぎに起きて学校に行くことができたことに大変驚きました。

むしろ私だけがやや自粛ボケだったように思います。というか子供たちのいない平日の午前中が無性にさみしかったです。自粛生活前半はあんなに一人になりたかったのに(笑)。

 

でも、私にもこの期間はすごく意味はあったのです。

作っただけで、一年以上ほとんど動かしていなかったブログを書き始め、レッスンを振り返って記事にまとめ出し、オンラインレッスンを始め、インスタグラムに初めて演奏動画を投稿し、フェイスブックもはじめてみたのです。

ちなみにフェイスブックは友達申請が過剰に来ることに面倒になり、今はアプリをアンインストールしてしまったので通知も来ないため放置しています。申請してくださった方には本当に申し訳ない。

この自粛がなければ、ここにこうやって自分の思いを書き留めることもなく、毎日パソコンと向き合って、今までのレッスンのことを振り返り試行錯誤しながら記事にすることもなく、WEB上にこんなにいろんな世界があることを知ることもなかったのです。

知ったことによってどんな結果が出たか?ということは半年後にまた振り返ってみることにします。

来月からは本格的に日常にもどります。

来週は所属している音楽教室の打合せも、少人数ではありますが再開し、週末にはグレードテストの審査のお仕事が待っています。そうだ!審査のためにテストの課題をもう一度見直さないといけないんだった!

 

何かをはじめるには一旦リセットすることも必要?

今まで、お盆休みや正月休みを有効活用できないことが悩みだったのですが、こんなに休みが続くと何かをせずにはいられないんですね。

正月休みを本当に寝正月と掃除で終えてしまい、読みたいといつも思っていた本も読み進めることができず、どうして自分は休日を有効活用できないんだろう?無駄に休んで休日を終えてしまうなんて、なんて勿体無いことをしたんだろう?って思っていましたが、寝正月が自分に必要だったんですね。自分がだらしないわけではなかったんです。

夏休み明けにあんなにいやいや、納得しがたい顔で学校に通い始めていたこどもたちも、今回はあっけなく日常にもどれたことを思うと、自粛休みは心底休むことができたんだと思うのです。

休日に何もせず休むことは無駄ではないのです。今の自分に必要なことなのですね。本当に心底からだと心が休まれば、また何かを始めたいという気持ちになるんですね。そういえば「ホンマでっかTV」で心理学の植木先生がそんなこと言ってたのを思い出しました。

自分にとっては想像していたよりずっとずっと長めに、リセットするためのお休みが必要だったのかもしれません。

 

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