日々思うこと

幼児のピアノの練習について

こんにちは。

いぐちピアノ教室です。

幼児期に習い事を始める意味は?

どんな分野でもそうかもしれませんが、習い事は幼児期の4~5歳からはじめるのがいいってよく言いますよね。

私も、こどもが5歳の時はそれを信じて早速始めたりしましたが、今思い出すと、よほど好きでない限りどれも続かなかった、といった印象です。なぜかといえば、その時点でこども自身が本気でやってみたい習い事ではなかったからですね。

習い事にお金をかけている以上、幼児だろうが小学生だろうが授業料が発生している時間は集中してほしい!っていうのが親の本心ですが、こどもには関係ないですしね。

当時は、私も子育てをはじめたばかりで、自分がやらせたい事と子供が本当にやりたい習い事が混同していましたし、そもそも幼児の自分のこどもに何かをさせるってすごく大変でした。集中できる時間が一日の中でいつ来るかもわからないし、一度ぐずったら気分を立て直すのは大変ですね。

年少、年中さんからレッスンに来てくださる方は、30分もレッスンを受けられるなんてすごい!って思います。もちろん飽きられないように考えてレッスンを組み立ててはいますけどね。

 

絶対音感については適齢期がある

ただ、タイムリミットがある絶対音感に関しては、そのとき知っていれば的確な時期にはじめる事ができたのに!とは思います。私は下の子はタイムリミットギリギリで、上の子に関しては全然オーバーしてから必死でつけたので。

音楽が流れている雰囲気の画像
参考絶対音感は何歳までに訓練をはじめる?

実際に私が自分の子供にやった絶対音感のトレーニングの方法についてお伝えしています。絶対音感は何歳までに訓練を開始する?絶対音感について、一般的には7歳になる前に訓練をはじめることが必要と言われています。

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幼児の習い事についての私の個人的な意見

こどもさんがちいさなうち(幼児)は、おうちの方が家にいらっしゃる時は、何かをさせるというよりものんびり時間にしばられる事なく一緒に穏やかに過ごすのがいいって思います。そんなの古臭い考えだと言われるかもしれません。でも、そんなのんびりした時期は二度と戻ってこないので大切にして欲しいのです。

おうちでできる事はたくさんあるので、私がやった内容を書きますね。これから音楽をさせたいと思われてる、幼児のお子さんをお持ちの方の参考になればうれしいです。お金をかけなくても感受性を育てる事はできると思います。

 

幼児のピアノの練習|私がうちでこどもたちにさせた練習

とにかくたくさん音楽を聴かせる。

たくさん音楽を聴かせました。当時こどもたちに弾けるようになって欲しいと思っていた曲を自宅や車の中で繰り返し聴かせました。

具体的には、

  • うたとピアノの絵本
  • はじめてのギロック
  • カバレフスキー こどもピアノ名曲集
  • ブルグミュラー25の練習曲
  • バッハのインベンション

などだったと記憶しています。CDを買ったり、YouTubeでいい演奏だなと思えるものを聞かせたりしていました。幼児からもう少し年齢が上がると、あれが聴きたいと主張してくるので、まだそんなに言って来ない今のうちにと思って意図的に聴かせていました。

幼児の子供は、自分が知ってる曲を自分の好きな曲、と思っています。知ってる曲を増やせば好きな曲が増えるんだ!と思っていろいろ聴かせていました。

子供はすぐに影響されるので、いい音楽、いい演奏を聴かせることは今後の本人のいい演奏につながります。大きくなった生徒さんも、演奏を聴かせた直後にピアノを弾いてもらうと、ほとんどの場合、今聴いた演奏が本人の演奏に反映されます。

生徒さん自身が、自分の出している音や演奏に耳を研ぎ澄ますことも大事ですが、いつもの自分の演奏だけではなく、常に、自分以外の美しい演奏、良い刺激を取り込みながら練習する事が大切です。今は、昔のように時間を作ってリサイタルやコンサートを聴きに行かなくても、インターネットで手軽に素敵な演奏を聴けるようになりましたので、これを活用しない手はないですね。

 

見てほしい教材を目立つ場所に出しておく

読書家のご家庭のこどもは読書が好きになると聞いたので、見て欲しい教材は、敢えて見える場所に立てかけておいたりしました。小学館から出ているドラえもんの学習シリーズとか、地球儀とか、自分が苦手で教えてあげられない分野の本もいっしょに出しておきました(笑)。

こどもといっしょにリズム活動をして遊んだ記憶がありますが、ほとんどの場合、自分でリズムの教材を見つけて私のところに「これやろう」と言いながら持ってきていました。こどもが動いた時にやってあげられるのが最も有意義な時間の使い方ですよね。

ついでに楽器も出しておくと、よく勝手に鳴らしていました。

音楽教室で使用する歌の伴奏を練習していると、楽器を持ち出してきていっしょに歌ってくれる事もよくありました。私の歌の伴奏を練習していると、練習に合わせていつのまにか歌ってくれる事は、小学生になった今でもよくあります。

 

音符をゲーム感覚で覚える

これは、個人差があって難しい場合もあります。

音楽自体は、どのお子さんも、赤ちゃんでも、ほとんどの場合は音楽が好きですので嫌がらずに楽しんで体を動かしたりしてくれると思いますが、音符を読むとなるとちょっと話が違います。

音符って、簡単に言うと記号ですよね。高い音は上の方に書いてあって、もちろん低い音は下の方に書いてあります。そして必ず左から読みます。

真ん中の「ド」から数えながら音符を読んでいる生徒さんを見ますが、これは音符の意味はほぼ理解できているのですが実際にピアノの楽譜を見た時には、音符の数が多すぎて挫折します。

大譜表の音符カード(なるべく楽譜に近づけるため、ト音記号とへ音記号の両方書いてあるものが理想)を用意していただいて、パッとみた瞬間に音符のたまの場所や雰囲気で数秒で判断できるくらいスピーディでなければ、実際の楽譜を難なく読むのは難しいです。瞬発力を養うために、かるたのように遊びながらおうちで練習してくださった生徒さんもいました。

もともと瞬発力のある子や、ゲームが得意な子は早く覚える事もできますが、中には記号を瞬間的に見抜くのが苦手な子もいます。

将来的に音符を読むのが得意なほうがもちろん良いのですが、苦手な場合もあるので、幼児のうちに無理をさせると、音符と聞くと嫌になってしまう可能性もあります。

みなさんに、音符カードを使ってフラッシュカードのように、見た瞬間に音名と場所を判断して音を出してもらうという練習をやっています。一般的には小学2~3年生くらいには、ほとんどの生徒さんがそれなりに素早く判断できるようになります。

それが、中にはまだ幼児なのに、何オクターブもある音符を覚えてしまう生徒さんもいて、そういう方にはどんどん読んでいただいていますが、小学生になれば難なく読めるようになったりもしますので、待ってあげてほしいと思います。

 

幼児の練習方法のまとめ|練習を強要しないで

ピアノを練習しなさいとか、音符を覚えなさいと言われた生徒さんの妹さんや弟さんは、ピアノという習い事はやらなきゃいけない事も多いし厳しいんだと思ってしまうようで、端からやりたがらない場合も多いです。非常に残念ですね。

ほかの習い事と違ってピアノはお稽古事ですので、ご自宅での練習は上達には不可欠ですが、幼児には必ずしも当てはまらないと思うんです。

幼児に限らず、こどもを親の思う通りに行動させるのは容易ではありません。無理に練習させて一時弾けるようになったとしても、あまり意味がないように思います。今無理しなくてもいつかは出来るようになるからです。

そもそも幼児は、できる事と楽しい事はイコール関係です。幼児は今できるものが楽しいのであって、練習すればできるようになるから練習しなきゃと思ってくれるのはもっともっと先の話ですね。

でもたまに、ほんとに?っていうくらい練習してきてくれる幼児の生徒さんもいるんですよ。自分からピアノの前に毎朝座るって?ほんとに?

そんな幼児のお子さんを持つご家庭がありましたらぜひ教えてくださいね。

ソルフェージュワークブック
ソルフェージュ教材のご紹介

導入期、幼児期のこどもさんにレッスンで使用するソルフェージュ教材をご紹介します。音楽表現に大切な拍感覚と拍子感を学ぶ事ができます。ダラダラした音楽に聴こえないために重要な要素です。

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