絶対音感について

絶対音感は何歳までに訓練をはじめる?

こんにちは。

いぐちピアノ教室です。

この記事について

  • 何歳までに絶対音感の訓練を始めたらいいか?
  • 何歳までなら可能?8歳の息子に絶対音感をつけた方法
  • 絶対音感の訓練に必要なのは何よりも親の頑張り

何歳までに絶対音感の訓練をはじめたらいいか?

絶対音感について、一般的には7歳になる前に訓練をはじめることが必要と言われています。

耳は、6~7歳までがもっとも発達し、脳の成長とともに相対的に物事を判断することができるようになり、他と比べずに聞き分ける絶対的な判断ができなくなることが原因です。

人間の耳は、人間としてこの世に生まれるずっと前から、いろいろな音をきくことができるほど、早く発達するのです。中略

6歳か7歳ごろまでに、ほぼ一生ぶんの発達を終えてしまい、8歳ごろには完全に発達がとまってしまいます。

出典:江口寿子・江口彩子 新・絶対音感プログラム

私自信、絶対音感を訓練でつけられると知ったのはごく最近のことです。2年ほど前のことです。

下の子は6歳4ヶ月で、それでも訓練をはじめるには遅いほうでしたが、ギリギリではじめることができました。そして上の子は、8歳になって2ヶ月が経とうとしていました。一音会さんに頼み込んでお願いしたのですが、年齢的にもう無理だということで断られてしまいました。

でもどうしても諦められませんでした。

一音会の江口寿子先生が出版している本を読みあさり、できることはやってみようと思いました。「8歳ごろまでに~」なら、まだ今なら訓練を開始しても間に合うのではないか? 今やらないと、本当に無理な領域に達してしまい、必ず後悔すると思いました。

その時に参考にしたのがこの本です。

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本人にも、頑張っても報われないかもしれないと説明した上で納得してもらい、訓練を開始しました。

 

何歳までなら可能?8歳の自分の子供に絶対音感をつけるためにやった方法

絶対音感トレーニングに必要なこと

やることは単純で、和音を14種類覚えるだけです。

これら江口寿子先生の本に、具体的にどの和音をどの順番に覚えたらいいかということが詳しく書かれています。江口先生のすごいところは、これらのノウハウをほぼこれらの本で公開しているところです。

一つの和音を色で分け、視覚的なイメージとともに耳に焼き付けます。それぞれの和音の構成音はこどもさんに聞かれても教えることはできません。とにかく単音に意識が向かないように細心の注意を払います。

一つの和音を覚えられたら、次の和音を増やします。本当にこれだけなんですが、毎日毎日一つづつ、遅れを取り戻すためなんども暇さえあれば和音を聴かせました。1回15本~30本の和音を、本によると5セットということでしたが、毎日6~7セットはやりました。

私も同じようにここ数年毎日和音を聴いていますが、やっぱり覚えることはできません。大人なので仕方がないです。とくに一番最初に鳴った音が半音ズレていたり、正確に判断することができません。ですが、特に下の子は突然鳴らした音でも遠くの小さい音だったとしてもほぼ外すことなく耳で判断することができます。

それでも、8歳だった上の子は1年程で和音を覚えることができ、その後それぞれの和音を単音に聞き分ける練習をします。これは本当に早い方で、こんなスムーズに覚えられることはあまりなく恵まれているそうです。実際6歳だった下の子は2年近くかかった現在、最後の和音に苦戦しやっと覚えられたところです。

 

絶対音感トレーニングで気を付けていたこと

絶対音感のトレーニングを進めるために気を付けていたこと

  • ドレミで歌わない
  • スケール(音階)、移調奏を練習しない
  • 朝、学校や幼稚園に行く前に2~3回はこなす
  • テレビを消す

テレビをつけていると混乱するため、ここ2年ほどはこどもたちが居る間はほとんどテレビを付けなくなりました。(テレビが駄目だとは言いませんが、うちはこどもが男の子ですので、テレビを付けているとすべての行動が止まり、思うように動いてもらえなかったため)

相対的な判断に傾くと、絶対音感がつかなくなるため、音楽をドレミで歌うことをやめ、取り組み始めていた移調奏もやめました。でも学校の音楽の授業ではドレミで歌ったりしますので全部をとことんやめることは無理だったように思います。

 

絶対音感トレーニングには親の頑張りの方が大切

絶対音感のトレーニングの大変なところは、実際にかかった時間よりも親のメンタルです。

ピアノの練習は、小さいうちは頑張って練習すれば、一ヶ月以内に今まで弾けなかったところが弾けるようになったりと成果が見えやすいのでこどもさんも楽しいと感じられると思います。

でも絶対音感の練習に限っては絶対音感がついた時がゴールなので、こどもは具体的なゴールを理解できずに長期にわたり訓練をすすめているため、モチベーションを維持することが難しいのです。

実際、頑張れば覚えられるといった単純なことではなく、むしろ頑張って覚えようとすれば相対的な判断に傾き絶対音感がつかなくなる恐れがあるため、親も、いつ覚えられるか分からない和音をひたすら聞かせ、トレーニングをやった回数だけを淡々と褒めなければなりません。

でもなかなか次の和音が覚えられないと親の自分が焦ってがっかりしたりして、それでもこどもを叱咤激励することもできず、ついつい顔や態度に出てしまったりしたことを後悔したりして、実に悶々とした日々が続きました。

 

実践した絶対音感のトレーニングの具体的なアプローチ方法

絶対音感のトレーニングを進めるにあたって、ほぼ全員の生徒さんのご父兄から悩みの相談があります。私にも経験があるので大変さは本当にわかります。

具体的な悩み

  • こどもがやりたがらない
  • 練習が進まない

こどもは、絶対音感がどんなものかは本当には分かっていません。ですから頑張って絶対音感を習得したいなどとは思っていません。だからといってやめたいとも思っていない、どっちでもいいというのが本当のところです。

ただ、回数をこなせず、和音がなかなか覚えられないとやっぱり練習はつらくなります。

具体的な子供へのアプローチ

  • 絶対音感の訓練を、一日のどの時間にするかを子供と一緒に決める
  • 数日、または数週間単位で、毎日欠かさずやった事をきちんとほめる。

「子供と一緒に決める」というのがポイントです。子供と話し合って決める事により、絶対音感の練習にあたっての責任の一部が子供にうつります。子供自身も、自分が決めたことに対しての自覚が生まれるので、何回かに一回は(笑)頑張ろうと前向きに思ってくれると思います。

こどもが絶対音感のトレーニングに気が向かなくなる事は必然です。絶対に通る道ですので、あの手この手で小さなご褒美をぶら下げながら訓練の日々を過ごしてください。着替えや歯磨きと同じで、毎日の生活にうまく組み込んで取り組んでみてくださいね。

息子はすべての和音を覚え、単音に分化したタイミングで、当初断られてしまった一音会さんからお誘い頂きゴールまでのプロセスをお世話になっています。今は、白鍵はほぼ一瞬で当てることができ、普段あまり耳慣れていない「シャープのソ」などの黒鍵を素早く答えることができればゴールです。単音、特に黒鍵の音を耳に焼き付ける練習をしています。

「シの音ってどんな音?」と聞けばハミングで正確に音を出してくれますよ。

 

何歳まで?|絶対音感トレーニングのまとめ

勘違いしてはいけないのは、誰でもこんな年齢から絶対音感をつけることができるわけではありません。もちろん私も、結果を保証することはできません。

ただ一つ、実感として言えることは、毎日決められた回数をきちんと練習する事です。それが絶対音感を身に着ける最も近い道です。

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