広告 日々思う

梅雨入りとピアノの調律頻度

ついに東海地方も梅雨に入ったと発表がありました。

ピアノを調律する時期は?

私は雨が苦手ですが、もっと雨が苦手なのが教室のピアノです。毎年何回か音に悩まされる時期がありますが、それが4月と梅雨の時期と10月です。

 

このあたりでは今年の4月は例年よりも雨が少なかったと記憶しています。ずっと自粛でうちに居たのでたぶん確かですね。

5月の後半くらいから、夕方の生徒さんがみえるレッスンの時間に湿度が高くなる気がして、エアコンも使用するようになり、そろそろかなあと思っていたら予定通り音の狂いがはっきり気になり始めました。

毎年、梅雨明けと、秋の長雨の後に調律を依頼するようにしています。

昨年は発表会が6月にあり、教室でリハーサルをするために少し早めに調律をお願いしましたが、調律直後でも雨の日は音がずれているように感じ、結局一週間以内にまた調律師さんに来ていただくことになったので、やっぱり今年は例年通り梅雨明けまで調律を待ちたいと思います。

ピアノのフェルトも木もデリケートな素材なので、ちょっとした湿度の差で膨張したりゆるんだりして弦が持ち上がったり下がったりし、音に影響します。

ピアノの練習の頻度によっても差が出ると思いますが、調律を1年に1度にしたい場合は、あまり日当たりのいいところにピアノを置かないなどの温度の管理と、除湿機を使用するなど工夫されるといいと思います。

湿度55パーセント前後がちょうどよく、70%を越えるような鍵盤やペダルがペタペタして動きにくい状態のときにはカビが発生したりして、注意が必要です。

こんな時に除湿器はとても便利で、教室でも使用しています。

教室ではシャープの除湿器を使用しています。湿度が60%を超える場合はやや大きめの音がしますが、60%を下回ってくると静かな音に戻るので、レッスン中でもさほど気にならない程度です。

 

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※部屋の大きさによって価格が変わります。こちらの除湿器は8畳用です。

 

ちなみにピアノカバーに特別な意味はありません。インテリアとして好みのカバーをかけたいのであれば別ですが、ピアノのためには必要ないと思います。少なくとも、ピアノにカバーをしたほうがいいとおっしゃる調律師さんにお会いしたことは一度もありません。

 

 

一般的な調律の料金

アップライトピアノの場合は12,000円~14,000円が一般的です。

毎月メンテナンスに1,000円づつ貯金するイメージですね。電子ピアノと違い、大切に使用すれば何十年経過してもかならず買い手がありますので、メンテナンスを怠らない方が最後は気持ちよく手放すことができます。

ピアノの音は調律師さんによって音が本当に違います。私も何人もの調律師さんに同じピアノを見ていただきましたが、ピアノをやっていない家族も気が付くくらい音が変わります。

いろんな調律師さんに調律してもらうと、様々な気付きがあって面白いです。自分の大切なピアノなので、自分の好みに音色を調整してくれる調律師さんに出会えるといいですね。

 

 調律のピッチ

私は442ヘルツで合わせていただいています。基本となる音を440ヘルツにしている場合と442ヘルツにしている場合がありますが、教室のピアノは442ヘルツでお願いしています。

どちらが良いとか悪いとか一概には言えないと思いますが私の好みですね。伸びやかに聞こえ気持ちがいいからです。日本では一般的にコンサートホールのピアノは442ヘルツで調律されている場合が多いそうです。

絶対音感のトレーニングをしている教室の生徒さんには、特にご要望がない場合はこどもさんが混乱しないためにご家庭のピアノを442ヘルツで調律してくださるようにお願いしています。

電子ピアノでは絶対音感がつかないという話も聞いたことがありますが、そんなことはありません。電子音は音律が綺麗すぎるのか、訓練の途中でピアノを購入され日常の訓練をピアノに切り替えた場合、一時的に混乱されることはあります。

 

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