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受けない?カワイのピアノグレードテスト

ピアノグレードテストをどのように利用するかについて、私なりの意見を記事にしています。

 

ピアノのグレードテストって受ける?受けない?

全員の生徒さんにグレードテストをおすすめしています。

受ける受けないに関わらず、生徒さんみなさんにお声掛けをしています。私がグレードテストをおすすめする理由の一つは、できるだけたくさんの本番を経験してもらいたいからです。

 

カワイグレードテスト(16級~7級)について

ヤマハでは5級以上、カワイでも6級以上は演奏だけではなく伴奏付などがあり、幅広い音楽知識・能力の取得、または指導者を目指す方を対象としています。

生徒さんのためのグレードテストで、各レベルにおける学習成果の確認と次のレベルへの励みとなることを目的とし、各レベルを履修した時点で受験となります。 16級はレッスン内で認定(ピアノのみ)し、15級から順番に受験していきます。 7級認定後には、指導者・音楽家のためのカワイグレードテスト(6級~2級)の受験となります。

引用:カワイグレードテスト(16級~7級)

 

2~3ヶ月に一度開催されているので、気軽に目標を立てやすい。

年度始めにすでに課題曲が発表されていますので、普段のレッスンの中に計画的に取り入れて練習をして頂き、仕上がりが見えたところで受験するタイミングを選んでいただくことができます。一年に一度くらいのタイミングが、子供さんにとってもステップアップが目に見えて、良いと思います。

 

発表会形式の認定試験

受験級にもよりますが、10人から20人くらいの受験者と一緒に会場に入り、同じレベルの受験者にも披露する形で、課題曲と選択曲を2曲演奏します。保護者様はロビーでお待ちいただきます。

メモ

コロナ禍の現在は、密を避ける目的で二人づつ入室し、ピアノも、ピアノ椅子も、待機に使用する椅子も都度消毒し、例年とは違った形での受験となっています。

 

カワイこどもピアノコンクールの受験資格

カワイグレードテストはカワイ音楽コンクールの部門の中の、カワイこどもピアノコンクールの参加資格となっています。

カワイこどもピアノコンクール

小学6年生までを対象とするカワイ子どもピアノコンクールは、技術レベルの競争ではなく、音楽性に重きをおこうと考えています。やさしい曲を選んでいても、むずかしい曲を選んでいても、音楽的な演奏表現により高い評価を与えようとするものです。

引用:カワイこどもピアノコンクール

いずれ、河合楽器が主催するコンクールにも出場してみたいとお考えの方は、カワイグレードテストの各級を取得しておく必要があります。

カワイこどもピアノコンクールの参加資格の画像

引用:カワイこどもピアノコンクール概要

コンクールで満足のいく演奏をしたいとお思いなら、なおさらグレードテストを活用して本番に慣れておくのは非常に効果的だと思います。コンクールは一発勝負ですので、本番に慣れていて自分の特性をよく知っている生徒さんは強いです。

 

カワイグレードテスト(6級~2級)について

音楽指導者・演奏家を目指す方を対象に設けられた能力検定制度です。各コースに定められた様々な課題を目指して学習を続けることにより、実技、理論、見識等のあらゆる側面が統合された“優れた音楽指導者・音楽家”へ向上することを目的としています。

引用:カワイグレードテスト(6級~2級)

実技試験は、自由曲、課題曲、伴奏付けがあります。

伴奏付けの練習のために、下記のテキストを使用しました。

 

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ヤマハグレードについて

ヤマハさんでも同様なグレード試験があります。AコースとBコースがあります。

Aコースは、演奏を中心に学習されている方を対象にしたもので、個人レッスンで学ばれている方、ご自身で趣味で色々な曲を弾いて楽しんでいる方などに適していると思われます。
Bコースは、演奏だけではなく、音楽の総合的な力、幅広い能力(ソルフェージュ力、読譜力、ハーモニーの即応力)を同時に身につけるべく学習されている方を対象としたものです。

参考:ヤマハ音楽教育事業、音楽能力検定制度

 

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私が子供さんにグレードテストをおすすめする理由

試験会場では発表会やコンクールと同様に、生徒さんご本人に、椅子の高さ、足台の高さなどをお聞きし、準備が整い次第演奏をはじめていただきます。

人前で演奏する機会をできるだけ増やそう

家族以外の人に自分の練習してきたものを披露する経験があればあるほど、今後、ピアノ演奏に限らず、自信をもって人前に立つことができるようになると思います。

 

人前で緊張する原因

審査をしていても、曲の出だしに芯がないふわふわした演奏が多いので、皆さん、緊張されているんだなあと感じます。

自分にとって予想外なことが起きるのではないか、という心配が先に立つからだと思うのです。普段の練習のように、気持ちに余裕を持った満足な演奏ができればよいのですが、人前に立つとやっぱり緊張しますよね。

 

緊張する経験がもたらす効果

どういう時に緊張するのか、なぜ緊張するのかは、たくさん経験するほどに自分のことが分かってきて対策が立てやすくなります。

気持ちを集中し、一つ目の音を出す前にきちんと拍子をカウントし、どんな小さな曲でも自分の予定通りの音とテンポで弾き始めることができるように練習するといいと思います。グレードに限らず、演奏する上で大切なことだと思います。

ちなみに私の場合は、緊張する理由の大半は暗譜が原因です。グレードテストでは、カワイの場合は7級までは楽譜を見てもいいことになっていますので暗譜の心配はあまりないですが、こどもさんにとって何気なく見ている楽譜は写真のように目に写っている程度の認識で、きちんと見れていないことが多いです。

楽譜を譜面台に置いて演奏しているにも関わらず、本番では自分がどこを弾いているのかわからなくなってしまって焦っている生徒さんを見ることもよくあります。

無意識に演奏している箇所は緊張を伴うと忘れやすいので、今演奏している箇所が楽譜のどのページのどの辺りなのかを鮮明に思い出せるくらいにしっかりと覚え、意思を持って、楽譜の指示に沿った音を出すように練習することが大切です。

 

カワイグレードテストのまとめ

このような準備を経験し、今後、人前で何かを発表したり披露したりする時に、大勢の前でも卒なく発表している自分をイメージして、やりとげる為には何をどのように準備しておくべきかを自分で考えることができるようになるといいと思います。

簿記や宅建などのように履歴書に書ける資格とは違って、ピアノのグレードテストに何の意味があるの?って言われるかもしれません。そうおっしゃる保護者の方のお気持ちも分かるので無理にはおすすめしません。価値観は人それぞれで良いと思っています。

高校受験の内申書には記入されている学生さんがたくさんいらっしゃいますので、ぜひ書いてくださいね。

どんな分野においても場数を踏むことによって自分のことをより理解し、音楽を個人で楽しむだけではなく、対策を立てればちゃんと本番で力を発揮することができるんだという経験を積み、生徒さんに自信を持ってもらえたら嬉しいなと思っています。

 

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