レッスンがお休みの間、特に小学校の低学年の生徒さんにワークブックをおすすめしています。
おうちで音楽を学ぼう
この田村信明さんのおんがくワークブックは2016年に発売されています。
内容がやさしく、少しづつステップアップできるのはとてもいいのですが、ト音記号とへ音記号をほぼ同時進行で読めるようになってほしい私にとっては1巻から進めていくことができないのが難点です。
1巻がある程度進んだら、次は3巻のへ音記号に進みたい!と考えると数冊づつまとめて購入していただかないといけないので、おうちの方に若干勧めづらいのです。
それともう一つ、音の階段や線の名前が出てくるので、音の高さに意識を向けない方がいい絶対音感の訓練を継続中のこどもさんにも、あまりおすすめできないです。「そこだけ見ないでね」という訳にもいかないですしね。
絶対音感の訓練を希望していない、または絶対音感の覚えるべき和音をすべて覚えてしまっている生徒さんが、小学生になってから、復習のために使っていただくのがいいと思います。
楽譜の中に出てくる、ついつい読み飛ばしてしまう記号や、長さはわかるけどなんていう名前だったっけ?っていう音符などを再度確認していただくことができます。